August 09, 2005
赤い背中~原爆を背負い続けた60年~
今夜のNHK特集「赤い背中」~原爆を背負い続けた60年~を見た。戦後はまだ終わっていないのだと実感し、自分の無知を恥じる思いをした。そして、多くの被爆者がなくなっていく時代、戦争を知らない平和な時代に生きたすべての日本人が原爆の恐怖や悲惨さを記憶にとどめ後世に伝えていく責務があるのだと思い知らされた。
[下記写真は米軍戦略爆撃調査団が長崎で撮影したフィルムから作成。戦後25年経って公開された]
わたしは、日本と日本人の被爆体験に、これまで無関心であった。「日本人は歴史を知らない」とアメリカの友人たちに言われたことを何度か引用しているが、これからも自戒の言葉であり続ける。遠い昔、中学生のときに修学旅行で広島に立ち寄り、原爆ドームと記念公園を見学した記憶がある。しかし、それは原爆の怖ろしさを学ぶためでも被爆者たちが体験した地獄の実態を知るためでもなかった。おそらく引率の先生たちも被爆の実態をよく知らなかったのではないかと思う。広島・長崎の被爆者とその家族・友人・知人たちを除けば、ほとんどの日本人が被爆の恐ろしさと苦しみや悲しみを実感できなかっただろうし、またそのための知識も十分に与えられていなかったのだと思う。
アメリカ政府・軍は、原爆が人体に与える影響をつぶさに調査したが、その記録を25年間も極秘扱いをして、自国民にも世界にも公開しなかった。その中の一枚が左の写真で、TV画面をキャプチャーしたものである。真っ赤に焼け爛れた背中。生と死のはざまで激痛に耐えていた谷口少年の写真である。その谷口さんを中心に展開したドキュメンタリである。谷口さんは、他の多くの被爆者と同様に長い間口を閉ざしてきた。自分が体験した地獄を思い出す苦痛に耐えられないからだと思う。戦争の悲惨さを見た人々が抱く共通の思いであろう。
その谷口さんは、40歳を過ぎた頃からみずからの被爆体験を積極的に語るようになったという。そのきっかけは、昭和45年、一枚の写真を手に入れたことである。「赤い背中」の写真である。当時、この写真が発表されると大きな反響を呼び、同情をよせる多くの手紙が届いた。しかし、それを読んで谷口さんは、写真だけでは、原爆の真の悲劇はけっして伝わらないことを実感したと語る。谷口さんの語る口調とその内容は何者も反論できない真実の重みがある。
「わたしは見世物じゃない。わたしの体を見てしまったら、誰がこうしたのか、誰のためにこうなったのかと、みんなに知ってもらいたい。そうしないと、私の体を見た価値がない。ただかわいそうだったとか、苦しかった、痛かったでしょうとか、そういうことじゃない。」「ベッドの上が毎日食堂になり、また便所になりました・・・。人間の腐るにおい、焼けた肉のにおい、生きながらにして蛆が湧いて腐った肉に食い入る痛み、わたしは幾度となく「殺してくれ!」と叫び続けました。わたしが「命をとり止める」と思っている人は一人もいませんでした。」
「原爆を作った人間、それを作らせた人間、それを使わせた人間、また使って喜んだ人間・・・。これは人間じゃない。絶対許せない。」
「長生きしてくださいといわれるが、長生きするほど苦しみは長くなる。」
August 07, 2005
死んだ人たちの嘆きのためにだけ生きよ。
原 民喜は、原爆にあたることの凄まじさを文章に刻み続けた。
「自分のために生きるな、死んだ人たちの嘆きのためにだけ生きよ。
僕を生かしておいてくれるのはお前たちの嘆きだ。
僕を歩かせてゆくのも死んだ人たちの嘆きだ。」 (「鎮魂歌」より)
「…世界は割れていた。僕は探していた。何かをいつも探していたのだ。廃墟(はいきょ)の上にはぞろぞろと人間が毎日歩き廻った。人間はぞろぞろと歩き廻って何かを探していたのだろうか。新しく截(き)りとられた宇宙の傷口のように、廃墟はギラギラ光っていた。巨(おお)きな虚無の痙攣(けいれん)は停止したまま空間に残っていた。崩壊した物質の堆積(たいせき)の下や、割れたコンクリートの窪(くぼ)みには死の異臭が罩(こも)っていた。真昼は底ぬけに明るくて悲しかった。白い大きな雲がキラキラと光って漾(ただよ)った。朝は静けさゆえに恐しくて悲しかった。その廃墟を遠くからとりまく山脈や島山がぼんやりと目ざめていた。夕方は迫ってくるもののために佗(わび)しく底冷えていた。夜は茫々として苦悩する夢魔の姿だった。人肉を啖(くら)いはじめた犬や、新しい狂人や、疵だらけの人間たちが夢魔に似て彷徨(ほうこう)していた。すべてが新しい夢魔に似た現象なのだろうか。廃墟の上には毎日人間がぞろぞろと歩き廻った。人間が歩き廻ることによって、そこは少しずつ人間の足あとと祈りが印されて行くのだろうか。」 (「鎮魂歌」より)
「遠き日の石に刻み 砂は影おち 崩れ墜つ 天地のまなか 一輪の花の幻」
「ふと僕はねむれない寝床で、地球を想像する。夜の冷たさはぞくぞくと僕の寝床に侵入してくる。僕の身躰、僕の存在、僕の核心、どうして僕はこんなに冷えきつているのか。僕は僕を生存させてゐる地球に呼びかけてみる。すると地球の姿がぼんやりと僕のなかに浮かぶ。哀れな地球、冷えきつた大地よ。だが、それは僕のまだ知らない何億万年後の地球らしい。
僕の眼の前には再び仄暗い一塊りの別の地球が浮んでくる。その円球の内側の中核には真赤な火の塊りがとろとろと渦巻いてゐる。あの鎔鉱炉のなかには何が存在するのだらうか。まだ発見されない物質、まだ発想されたことのない神秘、そんなものが混つてゐるのかもしれない。そして、それらが一斉に地表に噴きだすとき、この世は一たいどうなるのだらうか。人々はみな地下の宝庫を夢みてゐるのだらう、破滅か、救済か、何とも知れない未来にむかつて……。
だが、人々の一人一人の心の底に静かな泉が鳴りひびいて、人間の存在の一つ一つが何ものによつても粉砕されない時が、そんな調和がいつかは地上に訪れてくるのを、僕は随分昔から夢みてゐたやうな気がする。」 (「心願の国」より)
July 23, 2005
わたしは貝になりたい
四十五年前に作られた「わたしは貝になりたい」という映画である。ご存知の方もあるかと思うが、あらすじを紹介すると、太平洋戦争の激化とともに理髪店を営んでいた主人公も徴兵され戦争へ行く。そして上官の命令で捕虜となった米兵を殺すのである。戦争が終わって平和な生活に戻った時、主人公は「捕虜虐待」の戦犯として逮捕される。巣鴨プリズンでは誰も処刑されることもなかったために講和条約によって釈放されるものと信じていたが、結局、「私は貝になりたい…」という遺書を残して絞首刑にされるのである。
主人公が米兵を殺したことは事実であるが、当時の日本軍で上官の命令に逆らうことは自分が殺されることを意味したであろう。この映画には強い反戦のメッセージとともに、下っ端の兵士が絞首刑を受けながら、A級戦犯と呼ばれる日本を戦争に導いた人が、戦後、首相や大会社の社長に就いたことへの問題提起もあったと思う。
December 27, 2004
フェアネス意識は文化に依存する draft
Fairness as a Constraint on Profit Seeking: Entitlements in the Market
AMERICAN ECONOMIC ASSOCIATION HOMEPAGE
Trust - Critical Studies in Economic Institutions, 3: 紀伊國屋書店BookWeb
矢部正秋「誠意」の通じない国―米国企業とのつきあい方
投稿者 eureka : 投稿記事 | コメント (0) | トラックバック
静思の時
何事も合理的でスピーディなものが尊ばれる昨今、それがスピーディであればあるほど、一方で静思の時というか、ゆったりしたものがほしくなる、これが人情というか、人間の本能的とも言える一つの姿でしよう。だから、これを押さえることは人間の身体や生活を、とんでもなくゆがんだものにしかねないと思います。
ですから、夜やすむ前、床の上に坐って静かに一日を反省する。やり方はどうあれ、そういう時を持って、一日のケジメをきちんとつけてこそはじめて、そこに安らぎが生まれ、明日ヘの新たな意欲が湧いてくるのではないか。世の中が騒々しくなるほど、そういう静思の時が必要になると思うのです。
……松下幸之助
投稿者 eureka : 投稿記事 | コメント (0) | トラックバック
December 13, 2004
性ホルモンで10才若返る
発掘あるある大事典IIWEBSITEというテレビ番組をみた。今回のテーマは、老化を防ぎ実年齢よりも若く元気になるためには、性ホルモンを活性化させることだという。そのための秘訣4Kを紹介していた。
- 興味…好きなことに熱中する。
- 筋肉(男)…体を鍛え筋肉を使う。
嗅覚(女)…アロマセラピーでリラックス。 三陰交を刺激する。
- 恋をし、ときめくこと。 バーチャルでも良い。
- 感動・感激する
投稿者 elmblog : 投稿記事 | コメント (0) | トラックバック
December 06, 2004
かわいいペンギン
Vincent FioreさんのHPでユーモラスな画像をみたので紹介する。
つい笑ってしまいます。

投稿者 eureka : 投稿記事 | コメント (0) | トラックバック
November 25, 2004
備忘録にQuickPostして情報を整理しよう
今年初夏の頃から、昔のホームページのたな卸しと最新テクノロジ-(?)を使った新しいホームページ作成の学習を始めた。好奇心旺盛な性格によるものか、あれこれといろんなものを試して比較研究している。で、エンドレスの状態になっている。
ホームページ作成術に関する記事(に限らないが)をみると、あとで時間があったら読もうと思って、とりあえずそのURLをデスクトップにコピーしておく。一週間くらい経つとデスクトップが一杯になって何がなんだか分からなくなる。整理術がないためで、自業自得ではある。どうも永遠の課題のようである(苦笑)
で、また思いつきだが、このブログにQuickPostしておくと後日参照するのに便利ではないかと考えて、カテゴリー「備忘録」をつくって書き込むことにしたというわけである。
投稿者 eureka : 投稿記事 | コメント (0) | トラックバック
November 23, 2004
サイドビジネスの上位は「ネットオークション」
サイドビジネスの上位は「ネットオークション」「懸賞への応募」など
著者: japan.internet.com 編集部
▼2004年11月22日付の記事
ヤフー株式会社(Yahoo! JAPAN)と株式会社インテージの「副収入」に関する共同アンケート調査が発表された。調査対象は「Yahoo!リサーチ」モニター338名、うち男性165名、女性173名、年代別では20代26.6%、30代25.7%、40代23.1%、50代-24.6%。調査期間は11月4日~11月8日までの5日間、調査方法は Web 上でのアンケート調査。
調査結果によると、全体の約半数(50.6%)が「副収入がある」と回答した。
現在の副収入源として上位にあげられたのは、「ネットオークション」(19.5%)、「懸賞への応募」(17.5%)、「広告メールを受信/サイトを訪問」(11.2%)だった。 4位「株式・金融商品への投資」(9.8%)がそれに続く。一方、現在副収入を得ている人が今後やってみたいこととしてあげたのは、「ネットオークション」(38.3%)、「懸賞への応募」(31.1%)、「株式・金融商品への投資」(24.6%)で、「広告メールを受信/サイトを訪問」は4位に転落。 1位、2位は現状と同じだが、3位と4位が入れ替わって、 オンライン株取引の人気の一端がうかがわれる。
November 20, 2004
睡眠不足は肥満のもと
CNN.com - Experts: Sleep more, get a dog, lose weight - Nov 17, 2004
この二週間、睡眠不足が続いた。10月に米国滞在を含めて2週間ほどのブランクがあったのが影響してバックログが溜まってしまったのが原因である。忙しいときになぜか新たな仕事が突然降りかかり処理量が増大する。そういうことを誰しもが経験したことと思う。「マーフィーの法則」といったかな?悪いときには悪いことが重なる・・・ということである。そんなときに思い出す言葉が、"tough gets tough going"である。タフさ(強さ)が困難を打ち破る・・・といった意味である。
昨日、年一回のイベントであるフォラムを無事終了した。経団連会館の国際会議場で、新生銀行の八城会長に基調講演をお願いして開催したフォラムである。その企画と司会を担当したが、日本でこの種のイベントを担当するのは10年ぶりであった。アメリカでは何度もあったが、とくにイベントというほどではなく日常的な催しで気楽であった。しかし日本はいろんなことにあれこれ気を使って準備する。伸長で緻密ということかもしれないが時間を使いすぎである。昨年の準備では企画委員会みたいなものを作って数人の人が3ヶ月間準備し幹部や関係者に説明し意見をもらってやったという。いかにもそつのない日本的なやり方だと感心する。とても真似ができない。企画とプログラム内容は、えいやっ、と半日で完了。それで、だれも異論を唱えなかった。そんなものである。
当日の司会の準備ができなくて弱ったのは事実である。いろんなことがこの二週間に起きその処理に追われたからであった。結局、司会の準備は前の晩にやる羽目になった。八城会長ほかの講演者に失礼のないように、その紹介を的確に、そしてプログラム進行に齟齬がないように・・・ということに気を使う必要があった。当日は、これまでの寝不足と疲れ、それにたばこの吸いすぎが原因でのどが痛く、ときたまセキが出る状態で決して良い調子ではなかったが、なんとかこなすことができた。基調講演の模様は、テレビ朝日の番組、サンデープロジェクトの特集レポート(リップルウッドと新生銀行の事例)で放送される予定である。
タイトルとは直接関係のない話になってしまったが、昨夜はたっぷりと睡眠をとりひさしぶりに世の中どうなっているのかをネットサーフィングしながら見ていると"Sleep more, get a dog, lose weight"というCNNの記事が目についた。
今週ラスベガスで開催されたNorth American Association for the Study of Obesity(肥満研究協会)の会議で発表されたもので、18000人の協力を得て睡眠時間と肥満の関係を調査した結果、そこにはおおきな因果関係があるという報告である。
この報告によると、睡眠時間が4時間以下の人が太る確率は、平均睡眠時間7~9時間の人と比較すると73%高いということである。睡眠不足だと、食欲を抑える血液中の物質レプチンleptinが減り、逆に食欲を増進する物質グレリンghrelinが増えるからだと説明されている。このほかに、犬を飼っている人は肥満になりにくいという研究結果も報告されている。
太らないためには「最低7時間は睡眠をとり、犬を飼いましょう」というのが結論のようです。いろんな研究があるものですね。
November 14, 2004
ビジネスモデリング事始
@IT情報マネジメント:業務課題の“本質”を見きわめるテクニック(1/2)
@IT情報マネジメント:ビジネスとITを全体最適に導くEA(上)
ビジネスモデリングをプロジェクトに応用する
連載:ビジネスモデリング事始(6) 今回はビジネスの振る舞いをモデル化する方法を紹介。またビジネスモデリングをプロジェクトに適用し、円滑に進める具体策も提示する
クラス図でビジネスの構造を表現しよう
連載:ビジネスモデリング事始(5) UMLのクラス図を使い、ビジネスの構造をモデリングしよう。構造が見えれば、経営戦略上の効果的な打ち手が分かってくる
UMLを使ってビジネスの機能を可視化する
連載:ビジネスモデリング事始(4) ビジネスを図式化するには「機能」「構造」「振る舞い」を明らかにする必要がある。今回はUMLでビジネスの機能を表す技法を説明しよう
ビジネスとITを全体最適に導くEA(下)
連載:ビジネスモデリング事始(3) EAは一部の業界ですでに適用が進み、具体的な効果を挙げている。今回は事例とEAの運営ノウハウを解説
ビジネスとITを全体最適に導くEA(上)
連載:ビジネスモデリング事始(2) ビジネスモデルの集大成である「EA」(エンタープライズ・アーキテクチャ)。その全貌を明らかにする
業務課題の“本質”を見きわめるテクニック
連載:ビジネスモデリング事始(1) 日々の業務の中で遭遇するさまざまな問題の本質を抽出し、具体的な戦略・実行に結び付ける「ビジネスモデリング」のコツを伝授
What You Need to Know About Service-Oriented Architecture
2004年夏、大手ベンダのSOAバトル開幕
期待された割になかなかビジネスに結び付かないWebサービス。ところが2004年になって突如、Webサービスを包含しつつさらに上位概念であるSOA(Service Oriented Architecture:サービス指向アーキテクチャ)という言葉に吸い寄せられるように、アプリケーションサーバ・ベンダ、EAIベンダ、業務パッケージ・ベンダはこぞってSOA対応製品をリリースしてきた。本連載はSOAをめぐる有力ベンダの製品動向とマーケティング戦略の最前線をレポートする。(編集局)
<過去の参考記事>
Service-Oriented Architecture - Architecture - CIO Magazine Jan 15,2004
Yefim Natis, "Service-Oriented Architecture Scenario", Gartner Research, 2003/4/16
Roy Schulte, "Predicts 2003: SOA Is Changing Software", Gartner Research, 2002/12/9
投稿者 elmblog : 投稿記事 | コメント (0) | トラックバック
October 11, 2004
一日は長し されど 一生は短し
八月頃より、仮想世界の住人に戻りつつある。むかし取った杵柄ではあるが、5年、10年は大昔である。新しいツールやサービスが満載で、いったいどれが自分に適しているのかを調べるのに熱中している。
それはさておき、昔のホームページの整理・移行・統合にも時間を割いているが、新生ホームページにちょっと気のきいた言葉はないかと折にふれ考えてもいる。昔から使っていることばは10年以上にもなるのでカビが生えている気がしないでもない。しかし、捨てるにはもったいないので、AboutやProfileに残そうと思っている。
それで表題の言葉を思い出した。むかし中学校の社会か歴史で習った記憶がある。歳をとると昔の記憶がよく思い出されてくるのはどうしたことだろう。記憶を確かなものにするために調べた。
紀元前3000年、メソポタミア文明の遺跡で発掘された粘土板に書かれていた楔形文字の言葉である。世界最古の詩といわれる。太古の昔から人々はそのような感慨をもって自分の人生を見ていたということである。われわれに与えられた人生、すなわち時間は大変貴重なものであるから、心して一日を送らなければならない……。
むかしの人に比べれば平均余命は格段に伸びた。7掛け人生とも言われる。実年齢に0.7を掛けた年齢が、余命が少なかった時代の人たちの時間感覚だったのだろう。とするといまの80歳はむかしの56歳となる。
30台の頃から言い聞かせてきた「人間50年 下天のうちをくらぶれば 夢幻のごとくなり……」のことばと符号する。昔の時間軸では、わたしもまだ30代ということである。そう考えるとなんとも若い自分を再発見してうれしくなる(笑) しかし、その時代の平均余命ではあと十数年しか生きられないことに気がつく。あぁ なんと一生は短いのだろう……と、こんどは落ち込んでしまう(苦笑)
そんなことを考える歳になったということだ!と納得するしかない。それがひとつの結論です。
「一日は長し されど 一生は短し」をどこかで使うことにして、とりあえずAboutのなかの「言葉の由来」につけくわえた。
投稿者 elmblog : 投稿記事 | コメント (0) | トラックバック
September 05, 2004
妻の卒業式
録画しておいた「妻の卒業式」を見た。身につまされるスト-リーである。三宅裕二のどこか人生を達観したようでいてなお生きる意味を問うサラリーマン役が共感を呼ぶ。岡江久美子が、夫と娘のために生きてきた専業主婦をリアルに演じている。この夫婦の会話をわが身を代弁していると感じ、他人事には思えないとわが身を重ねるのではないか。
こんな話を書く作家に興味を持った。「田渕久美子」をgoogleで検索して、「さくら」や「女神の恋」の作者であることを知った。世の中ではみんな知っているんでしょうが…。ともあれ、彼女はどうしてこんな物語を書くことができるのだろう?……と感心する。難解な男と女の考え方の違いを洞察し、難いほどに人間の心の襞を描いている。